「兄にゃん、お腹モフモフしてもいいにゃ?」
「ダメにゃ」
「にゃんで〜。兄にゃんのお腹の白いふわふわの毛に頬ずりしたいにゃ」
「ダメにゃ」
「昨日は僕のお腹の上で『ふわふわにゃ〜』とか言って気持ちよく寝たくせに、にゃんで僕はダメにゃの〜」
「癖ににゃられたら、困るにゃ」
「そんなに気持ちいいにゃん? やらせてにゃーっ」
「ダメにゃ! お腹に頬ずりしてウトウトするのは、兄にゃの特権にゃんっ! おまえが兄にゃの腹でモフモフするのが癖になったら、オレがおまえにモフモフ出来なくなるにゃ!」
しょんぼり耳を下げるアルにゃ。
「じゃあ、せめて毛繕いしていいにゃ?」
「にゃ?」
「兄さんを舐めてもいい?」
「えっ。…う……うん」
(↑何故かここだけ2人とも人間)
ペロペロと額を舐め、目元を舐め、耳を舐め、頬を舐め、口元を舐め、顎下を舐め、喉元を舐め……。
「ちょっ、ちょっ、ちょっと待つにゃ」
「にゃに?」
「も、もういいにゃ」
「遠慮することにゃいにゃん」
「遠慮にゃんか、してにゃいにゃ」
「いいからいいから。もっとしてあげるにゃ」
ガバッと圧し掛かり、兄にゃんをひっくり返して白いお腹の毛にもざりざりと舌を這わせ、舐めまくるアルにゃ。
「ちょっ、待っ……に゛ゃ゛ っ!!」
やっぱりイチャイチャする2匹。
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